| 明細情報 |
2003年3月9日 東京代々木オリンピック記念青少年活動センター
つみきの会(自閉症児のための行動療法を広げる会)主催講演会より
〜 星野恭子先生 プロフィール 〜 東京の瀬川小児神経学クリニックの小児科医師。 |
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Q 自閉症とはどんなことですか? 自閉症には、次のような特徴が見られます。
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| zQ 具体的に現れる症状(自閉症の臨床症状 ) 例の紹介 自閉症の症状は、次のように発達とともに変化していきます。
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自閉症 と関係の深い3つの脳内神経伝達物質
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| もっと詳しく→ ▼脳内には、多くの神経伝達物質やホルモンなどがあるが、その中で特に 、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンは、心と関係し、人とのかかわりにも重要な働きをする。 ・セロトニンは、体温調節、血管や筋肉の調節、攻撃性の調節、運動、食欲、睡眠、不安などに関わる。 ・ノルアドレナリン 人間を覚醒し活発にさせる覚醒系の神経伝達物質。怒ったときに特に多く分泌される。 |
| 自閉症を脳の神経や筋肉からみた場合(神経学的所見 ) 自閉症を神経学的に見た場合、次のような症状が見られます。
自閉症の改善は、早起きから始まる 早起きをすることで、自閉症に大きな改善がよくみられます。また、規則正しい生活をすることを習慣化させることは、健康なからだづくりにもつながります。これは次の理由によります。
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クリニックでの指導 瀬川小児 神経学クリニックでは、自閉症の子どもに次のような指導を行い、効果をあげています。
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| もっと詳しく→
・右耳 人間の脳は、左半球が言語的処理に優れ、右半球は音楽などイメージ的な情報処理に優れている。そして左半球は右半身を、右半球は左半身の運動と関係する。このため、通常は左半球が優位で、右利きが多い。自閉症児は、両利きが多く、言語処理を行う左半球が使われていないとも考えられる。 ・三角 自閉症児は、角を認識することが難しく、三角や四角でも丸に近い形になってしまう。 |
| クリニックで使っている薬 クリニックでは、個々の症状によって次のような薬を使うこともあります。
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| もっと詳しく→ ・SSRI セロトニンの神経間の伝達を調整する薬 ・抗てんかん剤 自閉症に合併するてんかんの発作を抑制する。 ・メラトニン 睡眠のリズムを調節していると考えられており、催眠作用があると言われている。 ・ビタミンB12 レシチンやメチオニンの合成に働き、神経組織の正常な機能に必要。 |
| 自閉症の原因はいまだ不明 自閉症の原因は、よくわかっていません。一般に次のような原因が挙げられていますが、いずれも確証は今のところありません。
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| もっと詳しく→ ・特異なアミノ酸 人間の体内で作ることができないはずのアミノ酸が、自閉症児の尿から検出されている。 ・有機酸異常 「自閉症またはPDDを持つ子供の尿すべてから、酵母菌や他の消化器系バクテリアの異常なレベルにより、1つ以上の異常な有機酸合成物が発見されている。これらの合成物は、とりわけ神経系機能、ビタミン活用、エネルギーレベル、腸の内壁保全、ホルモン活用および筋肉機能に影響を与える。」注)1 ・水銀 人体に有害な物質の中でも最も神経毒性が強い重金属は水銀。食べ物などから体内に取り込まれるが、健常な人の場合、尿と一緒に体外に排出される。自閉症の場合、 なんらかの原因で、体内からの水銀排出が困難とされている。 ・カゾモルフィン 牛乳が体内で分解されたときに生成されるペチプドの一種。幼児期の成長や生理機能に深く関与する。 鎮静作用や睡眠の促進、インスリンの上昇抑制作用、栄養の吸収促進などの作用を有する ・抗生剤 抗生剤の使用は、体内の腸の壁を破る原因になるという説がある。その結果、腸の壁からにじみでた細菌や毒素、食物は血液の中に混じり、有用なバクテリア を破壊し、カンジタや真菌類を異常繁殖 させる。そして、ミネラレを運ぶたんぱく質が壊され、マグネシウムや亜鉛の不足につながる。 鉛 自閉症児の多くに、亜鉛が不足しているというデータがある。 |
| 血液などの検査について 自閉症の原因を知るため、血液や、尿、便の中の成分を分析する方法があります。
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勧められる療法
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| もっと詳しく→ ・行動療法 行動(学習)理論に基づいて、問題行動を良い方向に変えること。 ・食事療法 例) カゼインやグルテンを除去する。 ・TEACCH Treatment and Education of Autistic and Related Communication Handicapped CHildren 自閉症および関連するコミュニケーション障害の子どものための治療と教育 |
| 安全といわれている療法 安全とされている療法に、以下のものがあります。
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| ・ビタミンB6 脳の神経細胞の興奮を抑える神経伝達物質の合成を促す作用がある。大量投与で、言語、その他に改善がみられたとの報告がある、B6が効果的に働くためには、マグネシウムと亜鉛が必要。
・カゼイン 乳製品に入ってるたんぱく質。腸内の粘膜を破って体内に洩れると、モルヒネの様な毒性の物質に変化し、脳の発達に障害を起す 言われる。 ・グルテン 小麦に入っているたんぱく質。腸内の粘膜を破って体内に洩れると、モルヒネの様な毒性の物質に変化し、脳の発達に障害を起すといわれる。 |
| 注意すべき民間療法 自閉症の改善のため、医学的に効果がはっきり証明されていなかったり、副作用の危険が懸念される薬が使用されていることがあります。また、自閉症に効果があると 宣伝している野菜や栄養補助剤が出回っています。以下の使用については、十分に注意をすることをすすめます。
将来に向けて
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| もっと詳しく→ ・セクレチン Secretin 十二指腸で作られる消化管ホルモン。自閉症の改善に使われるが、致死的な副作用があるといわれている。 ・キレート(Chelation)療法は、体内から有害重金属を取り除く方法の一種 ・DMSA dimercaptosuccinic acid ジメルカプトール琥珀酸のことで、キレート剤の1種。経口投与し、強力に水銀を尿中に排泄させる作用がある。 ・カルノシン 強力な抗酸化剤として、体から毒素を取り除いたり、免疫力をつけて傷の治りを早めると言われている。 ・中国パセリ 体内の有害重金属を排出されていると言われている。 ・ベータグルカン 免疫を向上させると言われている ・コロストラム 牛乳から作られ、栄養補助剤して販売されている |
| 注1)グレートプレーンズ研究所;自閉症/広汎性発達障害(PDD)1http://www.greatplainslaboratory.com/japanese/ |











