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書き取り、スペリング

明細情報

● インターナショナル ディスレクレシア 協会 のサイトから
    http://www.interdys.org/index.jsp


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◆ 字の書き取りをするのにどれほどの難しさがありますか?
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読む力を向上させようとしている人や、学習障害のある人たちは、誰もが字
の書き取りに大変に苦労しています。

ディスレクシアの新しい定義は、ディスレクシアの状態にある人とは、字や
言葉、文を書くことに「一目見てわかる」ような問題がある、とされていま
す。なかには、書き取りに特徴的な困難さがある人もいます。つまり、読み
が優秀でありながら、書き取り能力が弱いのです。

このような問題は、一般的なことであるにもかかわらず、その広がりについ
ては、今まで正確な評価が行われてきませんでした。

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◆ 書き取り能力が弱い原因は何?
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書き取りの問題は、読みの問題と同じように、言語を学ぶ力の弱さから起き
ています。

書き取りの障害は、一般的な「視覚的記憶」の問題からきているのではなく、
言葉の中の文字を含めた言語構造に対する意識や記憶に問題があります。

字を書く力が弱い人は、話し言葉でも書き言葉でも、音や音節、字の中に含
まれている意味を分析することに問題があります。

さらに、数学の式や符号といったほかの符号を学ぶことにも困難さがあります。


低学年では、音声を認識する力(音素認識)が弱いことがうかがわれ、字の書
き取り力の弱さと関連づけられます。
学年が上がると、字を書くときの決まりや、言葉の構成、文字の形を理解する
ことが難しいという特徴があります。


書き取りが苦手で、「視覚的な記憶」に問題がある人は、特に文字や言葉の記
憶に問題があります。このことから、字を書き取る力が弱いことを表す言葉と
して、正字法的記憶問題があげられます。


書き取りの力は弱くても、優秀な芸術家や指導者、技術者がいます。また、こ
のような職業には、一般とは異なる視覚的記憶が必要とされます。


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★ 子どもはどうやって書き取りの仕方を学びますか? 
       自分で発明した字は良いこと? 悪いこと?
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書き取りは、たいてい予想を繰り返すことで上達します。

子どもは、文字や符号を線で書き表し始めますが、それは言葉の音を表してい
るわけではありません。


次に、話されている言葉の中から聞き取りやすい音を字にして書くということ
を始めます。そして、すでに学んだ文字を使って、自分だけの言葉を音から発
明するのが上手になります。

この段階は、「音声文字」、または、「仮文字」と呼ばれ、正しく文字を学ぶ
少し前の幼稚園や小学校低学年に起きます。
この時期は重要な時期で、音から発明された文字は、言葉を形成しているひと
つひとつの音を発見するのに効果があります。

ですが、中学年になって字をきちんと書かくように指導される時期になっても、
発明文字のままにとどまってしまいます。書き取りが上達するはずのこの時期、
ディスレクシアの生徒は、苦労を余儀なくされます。


音韻式の書き取り(正しい文字というよりも音素による書き取り)は、初期の
短期的な書き取り上達期間以外なら、望ましいものです。


もしも生徒が音素認識に優れていれば、簡単な言葉なら、その音を分解して、
「本当」の字や、言葉の中の文字の組み合わせを記憶することができます。
言葉全体、または、目で言葉を捉えて学ぶ方法も、しっかりとした音素認識が
あれば強化することができます。

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★ 英語のスペリングシステムは、予想可能でしょうか、不可能でしょうか?
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英語は、音声をアルファベットを使って書き表すパターンに基づいたシステ
ムです。音を文字で表す英語のシステムは、スペイン語のようなほかの言語
に比べると複雑といえますが、予想が効く、習得可能なシステムです。


英語のスペリングシステムが複雑なのは、スペリングのパターンが、古英語
(アングロサクソン語)や、ラテン語、ギリシャ語、他の近代的な言語から
きていることによります。


また、規則的なパターンがそれぞれのレベルにあることが、なおいっそう英語
を複雑にしています。それぞれの音のレベルとは、次のことを指しています。

例: 個々の音、たとえばkの音をどうつづるのか
   ta-ble という言葉を音節でどうつづるのか
   ac-com-mo-date という言葉を意味を表す短いツクリでどうつづるのか


不規則なスペリング、たとえばcome, does ,women は、アングロサクソンの
言葉で、昔からずっと使われ続けてきましたが、スペリング通りに発音されま
せん。

音を表す文字のパターンや、音節、構造的なパターンに結びつかないなじみに
くい言葉は、英語全体の5%にすぎません。

英語のつづりは、全体としては見当をつけやすいといえますが、いくつかの言
語構造の「層」は、字を正しくつづるためには習得が必要です。

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★ どのような指導が最も効果的でしょう?
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学びが難しい生徒のための良いプログラムとは、言葉の中の音、音に対する一
般的な文字の組み合わせ、6つの基礎音節型のスペリング、そして英語のスペ
リングの規則がどのように実際に機能しているのかを重視しています。

プログラムでは、スペリングのパターンを構造的で連続的な方法で教えます。

上級レベルになると、スペリングの指導は、言葉の中の意味を表す部分に焦点
をおきます。たとえば、接頭語、語幹、接尾語、そして、規則的につづられる
文法的な語尾などです。

多感テクニックとは、聞いたり、話したり、見たり、書いたりといったことを
組み合わせ、言葉はどのように話され、書かれるかを生徒に意識的に感じさせ
ます。この方法は、良い結果を出しています。

もし、単語リストが使われているのであれば、音や、音のパターンに対して規
則的につづられる言葉を重視して学びます。

特殊記憶方法は、丸暗記しなければならない不規則なスペリングの言葉を学ぶ
のに必要です。


◆まとめとして、効果的なスペリング方法の指導では、次の方針に重点をおく必
要があります。


・ 以下の知識: 
   音声、文字と音の関係、パターン、音節、スペリングの 中の意味を持ったツクリ
・ 多感を利用した練習
・ スペリング パターンについての構造的で積み上げ式の学習
・ いくつかの視覚的文字をひと目で記憶すること
・ 字を正しく何度も書くこと
・ メモや日記など、個人的な目的で書く文章で言葉を使うこと


◆ IDAは、この報告書に協力をいただいたルイーズ・クック・モート教育学博士
 に感謝を評します。


・・・ この翻訳は、インターナショナル ディスレクシア 協会の許可に基づき作成されています。



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