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医療ミスを防ぐための心得 Medical mistakes

明細情報


医療ミスにより毎年、カナダでは1万人、アメリカでは万人近くが死亡しているという報告があります。

医療ミスの原因は、さまざまで、医師が診断を誤る、医師が誤って薬を投入するよう指示する、適切な検査がされなかった、看護士が誤って薬を投入する、手術のときに間違って健康な部位を取り除いてしまう、緊急シグナルが出ていたのに、適切な医療処置を取らなかった、その他数え切れないほどの事例があります。

医療ミスを防ぐため、患者はどうしたらよいのでしょう? 大切なのは、
医師任せ、病院任せにしないこと。まな板の上の鯉にならないこと。
気になること、不安な事は、迷わず質問する事。からだに異常を感じたら、その直感を信じて、医師に診断や検査を依頼する、医師を変えて診断を仰ぐこと。
集められる情報は、自分で集め、正しい知識を蓄えるようにしておくこと。

 自分のからだは自分で守る覚悟で
大変なようですが、自分のからだは自分で守るのが基本です。

例:

・緊急時に備え、保険証・メディケアカードといっしょに、家族の病気暦や現在使用している薬の一覧表を準備しておく。
 更新を怠らないように。病院に行くときは、健康証・メディケアカードと一緒に必ず持っていきましょう。

・医師から手術を勧められたら、セカンドオピニオンとして別の医師に診断を仰ぐ。もしも、両方の医師の診断が異なっていたら、さらに3番目の医師に診断を仰ぐ。

・救急医療の場合、医師に質問をし続ける。
 質問を投げかけることにより、医師が間違いをすることを防ぐ事ができるかもしれません。
 医師に診断の手がかりを与えるため、「朝から頭痛がした」などどんな小さな情報でも良いので、からだの異常については報告しましょう。

・医師が忙しくて返答できない場合、看護士に質問をする。
 看護士なら気軽に質問できるし、いろいろと教えてくれます。教えてくれないときは、教えてくれる看護士をあきらめずに探します。

・検査などの結果報告は、必ずコピーをもらっておく。
 検査については、インターネットで何を調べる検査だったのか、正常値や異常値について調べる事ができます。専門医の指示で受けた検査も、結果をファミリードクターに見せ、説明を求めましょう。検査結果を整理保存するため、自分専用のフォルダを作っておくと良いでしょう。

・家族や親戚、友達など、万が一、患者自身が医師に情報確認などできないときにしてもらえるよう探しておく。
 本人がしっかりしている事が一番大切なのですが、英語というハンディがあることから、配偶者にはできるだけ病院に付き添ってもらうことをお薦めします。

・気になること、予定されている事は、紙に書き出す。
 覚えておくだけだと、うっかり忘れてしまったり、言い出しそびれたりしてしまいがちです。優先順位を付け、確認が終わったらチェックマークをつけ、聞き残した事がないようにしましょう。


医療ミスの事例

・手術の後、看護婦が来て傷の消毒をしてくれた。そのあと、翌日にも消毒に来るからといったにもかかわらず、消毒もなく、医師の回診もなかった。その翌日、退院時に消毒があった。家に帰った後、様子がおかしくなり、救急車で手術を受けた病院とは別の病院へ運ばれた。傷は化膿しており、退院まで長くかかった。

・スポーツをしているときに、ぶつかりあってしまった。救急医療へ行ったが、レントゲンを撮らないままに帰されてしまった。翌日、具合が悪くなり、病院に駆け込んだところ、細胞にダメージがあったほか、骨折で肝臓に骨が突き刺さり出血していたなど、いくつもの症状があった。医師からは生きて助かったのは奇跡だといわれた。

・看護婦に点滴を打たれ、異常な痛みがあったことからやめるようにと患者自身が訴えた。看護婦は、医師の指示に従っただけと言ったが、そのあと患者は即死。

・90歳の女性が、薬を必要以上に取らされ死亡。病院の説明は、元々高齢だったし病気だったとのこと。

・子どもがせきがひどく、ファミリードクターからウオークインクリニックの専門医、度重なる検査、手術の3回の延期をへて、ようやく手術が受けられた。手術後、親は様子が異常だと感じたが、医師は大丈夫と返答。だが、そのあと子どもは死亡。病院からいっさいの説明がなく、親が手紙を書いたところ、釈然としない返答が帰ってきた。調査を依頼すると、医療ミスが起きていたとのことだった。

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一言メモ

医師や病院は、医療ミスを犯しても、裁判の事や保険のことが絡んでいるため、謝罪をしてこないケースが目立つ。それが家族の心に生涯にわたる大きな傷を残している。医療ミスを予防するため、患者やその家族自身も努力する事が今求められている。



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