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最新更新日:2009年01月23日
海外不適応とホームシック対策

 


「日本人の海外不適応」(稲村博著)1980年出版によると、海外暮らしの人は、そのときどきによって、移住期→不満期→諦観期→適応期→望郷期と、5段階の環境を通り抜けていくという法則性があるといいます。
移住期       新しい土地に引越して来て、何もかもが物珍しく観光気分の時期
不満期  観光気分も終わり、いやな面、不便な面などが目に付いてくる時期
諦観期  不便な面にも慣れてきて、「郷に入っては郷に従え。しかたがない。」と、その国の現状を受け入れられるようになる時期
適応期  さらに前向きに、その国のことが好きになり、その国での時間を有意義に過ごそうと、地に足のついた生活を始める時期
望郷期    . 滞在期間が長引くにつれ、やはり何かのきっかけで日本が恋しくなってしまう時期




海外に出てホームシックになってしまう人は、少なくありません。家族との別れ、通じない言葉、文化の違い、好きな食べ物が手に入らない、手に入っても高くて毎日は食べられない、時差からなかなか抜けられない、泊まり先でのトラブルに始まり、しばらく住んでも友達ができない、言葉が上達しない、体調が悪いと、悪条件が重なると、突然、望郷の念が涌いてきてしまったりします。

ホームシック対策

もしもあなたがホームシックになってしまったら、ぜひこんなことを試してみてください。メンツとかプライドにこだわらない、誰にも起きる事で風邪みたいなものと、深刻になりすぎない事が大切です。

◆ 日本に国際電話する 

国際電話も、カードを使えば、500円で1時間半ぐらいは話せます。日本にいる家族や友達、同僚、知り合いの声を聞くだけで、ほっとできます。

せっかく外国に来たのだから、こちらに慣れるまで、日本にいる人に連絡はしないだなんて、意地ははらないこと。

◆ 家族や友達の写真を部屋に飾ったり、ぬいぐるみや花を買って、部屋の雰囲気を温かくする

あなたの部屋は、リラックスできる空間。居心地の良いようにちょっとアレンジしてみましょう。

◆ 好きな音楽を聴く、ちょっとぜいたくしておいしい物を食べる、ジョギングや散歩をしたりと、身体を動かす

音楽は、枯れかっかった心に潤いをもたらします。

食事代を節約して長期海外に備えるという計画があっても、危機回避のため、ほんの少しぜいたくして好きな物を食べてしまいましょう。

身体を動かして温めると、凍り付いていたエネルギーが溶けて、気持ちがほぐれます。

◆ 日本人を見つけて、話し掛けてみる

日本人の少ない地域でも、日本食のレストランやお店を探せば、日本人の店員さんがいるかもしれません。みつかったら、ちょっとでもいいので話をしてみましょう。長く海外に住んでいる日本人なら、あなたの気持ちをわかってもらえます。

◆ 留学生なら学校のカウンセラーに相談する 

語学学校や大学には、留学専門のカウンセラーがいます。たくさんのホームシックにかかった学生を見てきているので、つたない英語でも話を一生懸命に聞いてくれ、どうしたらよいのか、アドバイスをもらえます。

◆ かなり重症だと思ったら、日本にさっさと帰ろう 

うつみたいに、ふさぎこんでしまう、人と話すのが怖い、毎日泣いてばかりで、進展性がなくもううんざり。そう思ったら、帰りの飛行機の予約をいれ、荷物をさっさとまとめて帰国の準備をしましょう。

「せっかく外国に来たのに」
「周りになんて言われるかわからない」
「恥ずかしい」
「自分に負けるようで悔しい」

そんなことは、どうでもよいこと。大切なのは壊れかかっている今のあなた自身を守る事。

周りにうまく説明したいのであれば、
「水が合わなくて、体調が崩れたので、ひどくなる前に帰国して、治療することにした」 「家族の急な事情で、どうしても帰国しなければならなくなってしまった」

理由はなんとでもつけられます。混乱した気持ちを整理できたら、海外にまた行きたいと思ったら、いくらでもチャンスはあります。帰ることを決めるのは大きな勇気が要ります。そんな勇気が出せるなら、まだまだあなたは大丈夫。

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