バンクーバー市内でも見られる野生の鳥の代表が白頭ワシ。アメリカのシンボルになっていますが、生息数では、カナダが勝っています。体は濃い茶色で頭が白く、足先が黄色なのが特徴です。
Bold Eagle と言われていますが、Bold は、古い英語で白のことで、決してハゲワシという意味ではありません。 White-headed eagles とも言われ、日本では白頭鷲と呼ばれています。
翼を広げると、2m近くになる鳥の中では最大級の鳥で、寿命は30年程です。
白頭ワシは、一度夫婦になると一生つれそいます。巣は、鳥の中では最も大きく2m以上で、毎年、子育てのため戻ってくるたびに、巣は補強されどんどん大きくなります。このため、木の枝が重みに耐え切れず、地面に墜落してしまうこともあります。中には100年近く何代もの夫婦に使われている巣があり、その厚みは10メートルぐらいになるものも存在します。
産卵は5月から6月ぐらいで、通常は2個です。ヒナは灰色で、3ヶ月ほどで巣立ちします。若い白頭鷲は、全身が茶系で、白頭ワシの特徴である白い頭は、4年から5年たってはじめてその色に変わります。

一度巣立ってしまえば、親からエサをもらうことができず、自分で獲物を捕まえなければなりません。悪天候や病気、人間に撃たれたりして、1年後生き残れる確率は、はほんのわずかといわれています。 2006年春先に World Watch Cams が、白頭ワシの巣の上部にビデオカメラを仕掛け、産卵から子育ての様子をライブで世界中に流したのが大きなニュースになりました。残念ながらこの年は、途中で親鳥が巣を去ってしまった事から、生中継は中止になってしまいました。
■ 白頭鷲が観察できるスポット
春先になると、あちこちの公園で子育てをしている姿が見られます。冬場は、木の葉が落ちて、巨大な巣が木のてっぺんや真ん中より上付近にあらわに出現します。
■ ダウンタウンの北側フレーザーリバー沿い
上空で旋回する白頭ワシを春先によく見かけます。
■ 49thとバウンダリーの上空
上空で旋回する白頭ワシを春先によく見かけます。
■ フォースクリーク
川に沿ったボートハウスの近くの大きな木の真ん中当たりに大きな巣があります。
■ リッチモンドの防波堤
ナンバースリーロードと防波堤から北へ100メートルほど歩いたところのゴルフ場側の木に巣があります。
■ リッチモンドのロンドンパーク(No2とNo3 Roadの間川沿い)の桟橋の反対側の木の上に巣がある。

■ リッチモンドの南スティーブストン

公共の駐車場から左手のほうにずっと歩いていくと、フレイザーリバーの向こう側に、細長い島がありますが、その島に一列に並ぶ木々のひとつに、鷲が大きな巣を作っているのが見えます。
巣が重過ぎるのかどうかわかりませんが、その木だけは、葉がほとんど出ていないので、誰でもすぐにみつけられます。
5月の午後3時ぐらいに運がよければ、つがいのワシの夫婦が巣の中にいたり、近くの木にとまっているのが見えます。ちょっと遠いので、もしも双眼鏡があればぜひ持参してご観察を!
■ UBCの森林。冬場は、夕方頃になるとあちこちの木のてっぺんにとまっているのが見える。
■ バード サンクチュアリティ手前の橋付近
公共の道からバード サンクチュアリティへ入る途中に青い木の橋があるが、その橋の手前右側の木々のてっぺん付近に巣がある。

■ バードサンクチュアリティ
入り口からまっすぐ歩き、突き当たったら左手の小さな小道を行くと、観察用の小屋がある。湖の前方左手のほうにワシの溜まり場がある。











